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ゴト現場24時 (2006年2月)

腕時計が体感器!?

 先月号では、30人以上のゴト師グループについて書きました。ここまで多人数ではないにせよ、集団的なゴト行為は今後ますます増えてくると思われます。この原稿を書いている時点で最もはやっている「吉宗」の分離型体感器ゴトや腕時計型体感器ゴトはいずれもグループ(5?6人)でのしわざです。そして、この2機種の体感器は「ナビ太」の進化版です。これらを少しばかり解説します。

 まず、分離型体感器ですが、名前の通り二つに分かれています。コントローラー本体と、振動を拾って本体に送信する機器の二つです。後者はたいていの場合、たばこの箱の中に隠すか、携帯電話の外カバーの中に入れてカムフラージュしています。これを何気なく下皿や遊技台の最上部のすき間などに置き、レバーをたたいた時の振動を拾って本体に送信する仕組みになっているのです。

 こういうやり方は以前はやった電波発信機ゴトや磁石ゴトでも同じような方法が使われていました。また、新聞や雑誌などの少し大型のものはピアノ線やセルを隠すのに好都合ですから、当然これらを遊技台に置いてプレーしているような客も要注意です。下皿や遊技台のガラス面、上部すき間などに物を置かないように、日頃から一般の客の理解も得て、徹底することが重要でしょう。特に吉宗・ニューパル・ジャグラー・一部30パイなどではいくら注意してもしすぎるということはありません。こういう対応がきちんとできない、あるいは、しようとしないホールは間違いなくゴト師からなめられます。

 そして、腕時計型体感器はレバーをたたく腕側に固定し、同じく振動を拾う仕組みになっていますので、たたき方やたたいた後に不自然さが残り、意外と発見しやすいかも知れません。いずれも弊社のホームページ上に詳細が載っていますので、興味のある方はそちらを見て下さい。

 ところで、ゴト師グループがクルマで来る場合、ターゲット店の駐車場に停めることはまずありません(もちろん例外もありますが、そんなゴト師グループはたいしたことありません)。理由は簡単です。万一、店内で発見されたときに駐車場をふさがれてしまうことを恐れるからです。

 たいていのホール駐車場では専用の警備員かスタッフが定期的に見回りをしているはずです。その場合、停めてあるクルマのナンバーが他県のものがないかどうかなどを確認していると思いますが、店舗幹部の方は少し時間を割いて、歩いて入店する客(主に男性客)もそれとなく観察してみて下さい。特に郊外型の店舗に歩いてくる客は、冷静に考えると少々不自然です。少しでもピンときた場合には店舗内までつけていって、その客がどこの島に向かったかなどを見届けることも必要です。

 「おまえは客商売がわかっているのか!」としかられそうですが、元々、ゴト師は盗みという犯罪を目的に入店してくるわけですので、ゴトが露見した場合、どんな行動に出るかわかりません。こちら側もそれに十分備えることは当たり前なのです。むしろこれからは、善良な客を守るために、悪い客は断固水際で止めてしまうというぐらいの割り切った考えが必要ではないでしょうか?