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ゴト現場24時 (2007年1月)

スタッフの立ち位置

新年明けましておめでとうございます。よいお年を迎えることができたでしょうか? 今年6月以降のことを考えれば、正月だからといってあまり浮かれていられない、というのが多くのホールさ んの本音かもしれませんが。

さて、本誌連載は早くも3年目に入りました。元来、文章を書くのが大の苦手で、初めに原稿執筆の依頼があった時には引き受ける決心をするまでに少々時間がかかりました。 書くことがなくなったら、ごめんなさいと言ってやめればいいか、とあえて軽く考えることで引き受けたわけです。それがなんと、 丸2年間休まずに書き続けてこられたのですから、自分ながら驚いています。

時折、読者の方から「いつも読んでいますよ。ずっと書いてくださいね」という励ましのお言葉をいただき、「あっ、読んでくださっている方がいるんだ!」と、とてもうれしく、それが無限の力になっ ています。人間とは不思議なもので ここまでくると欲が出てきてずっ と続けたくなります。「継続は力な り」という言葉がありますが、そ れを実感する今日このごろ。もし、 何かに自信をなくしている方がい るとしたら、何でもいいですから ひとつのことを継続してみてはい かがでしょう。とても自信が付く と思います。

さて、皆さんはホールの島内で 「ゴト師や不良客が最も嫌う、ス タッフの立ち位置」をご存知でしょ うか?

私が入社した当時も当然ゴト師 や、いわゆる不良客も相当いまし た。当時はどこのホールも今ほど きちんと顧客管理ができていませ んでしたので、例えば、両足を島カ ウンターにのせていたり、ひじを上 皿にのせていたりとやりたい放題 で、それに乗じて不正を働く客も少 なくありませんでした。そこでそ ういうことを監視するためにも"立 つべき位置"が重要であるという ことを先輩が入社時に教えてくれ、 私は1日に何十回となくその位置 に立ったものです。

仕事がら、各地のホールでセキュ リティー事情などを見学させてい ただきますが、残念ながら、今は その位置に立っているスタッフを ほとんど見かけま せん。実際に私が 現場にいたとき非 常に効果があった 位置ですので、一 度試してみてはい かがでしょうか。 図の通り「全ての 客の手元が見える 位置」なのですが、 島の真ん中付近に 空きスペースがあ る時には、遊技台を背にして立ち、左右を確認して ください。私は今でもホール見学 の時には必ず島端の方の位置には 立ちます。この位置に立つと例え ば磁石ゴトに始まり、セルピアノ 線ゴト、体感器ゴト、電波発射機 ゴトなどたいがいのゴトがわかる のです。また、パチンコのハンド ルに硬貨などをつめる固定打ちを やっている客は、その位置にスタッ フが立つとあわてて隠したりしま す。台たたきの防止にもつながり ます。普通に打っている客との比 較ができ、不正行為をしている客 の早期発見に役立つのです。

もうひとつ理由があります。その 位置に立つと必ず何人かの目線が 返ってきます。スタッフをにらむよ うに横を向いて見ることになりま すが、そうして首を動かす客はま ず普通の客と考えて良いでしょう。 しかし、何か悪いことをしようと 企んでいる客のほとんどは、目だ けをかすかに動かしてスタッフを 確認しようとします。これは絶対 に要注意です。

ただし、一つだけ注意しておき ますが、絶対にやわらか目線で見 ることを心がけてください。間違っ ても三角目にしてはだめですよ! こんなスタッフのシンプルな振る 舞いでも、ゴト被害の減少につな げることができるのです。