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ゴト現場24時 (2007年4月)

ホットボンド使用だめ?

昨年5月1日から施行された改 正風適法ですが、ホールの営 業現場ではようやく落ち着きを取り 戻しつつあるようです。今回の改正 は業界にとって相当厳しいものでし た。そのため、当初はかなりの混乱 をきたし、それまで、こく普通にやっ てきた簡単なゴト対策も、地域に よってはすべてダメといわれたとこ ろもありました。

ホットボンドや結束バンドがその 代表例です。それらの使用は軽微な 変更として届けで済む地域も多いの ですが、変更届けでは受け付けない 地域もあり、行政の対応はバラバラ でした。正直に申し上げると、弊社 もなぜ地域で温度差があるのか、そ ういう法や条例の規定がどこかにあ るのだろうかと思いながら、きちん と突き詰めて調べずにいました。 ちょうどそんなときに、あるホー ルの店長から相談がありました。行 政からホットボンドの使用に対して 「ダメ」といわれ、「これまでに付け たホットボンドを外したいのですが どうやったら取れますか?」という のです。

私も中途半端なことは言えません ので、「少しだけ待っていただけませ んか?」と返事し、調べてみること にしました。そして、その直後に東 京であったセキュリティτに関する会 議でショートゴトが話題にのぼったの でこの件について尋ねてみたのです。 「今はやっている『押忍!番長』 などのぶら下がり型クレジット上げ などのゴト対策においては、ホット ボンドでの対策が簡単で非常に有効 なのですが、この対策方法は違法な のでしょうか?」

すると、会議に出席していた警 察庁の担当官が「風営法の解釈運 用基準で、ホットボンドや結束バン ドについては軽微な変更となってい ます。従って、警察庁ではホットボ ンドを使用してはいけないとは→切 言っていません。ただし、遊技機を 店外移動する場合は元通りにしな くてはならないことを承知しておい てください」といった内容のことを おっしゃるのです。頭の中にかかっ ていたモヤがすっと晴れる思いがし ました。一方で、担当官は「ダメと いわれた場合、なぜダメなのかと聞 かないのですか?」とも付け加えま した。私は言葉に詰まりました。

帰社後、早速ホールに担当官の言 葉を伝え、「対策をしたすべての場 所(部分)をきちんと写真に撮り再 度書類を提出してください」と促し ました。そうしたところ、1週間ほ ど経ってそのホールから「言われた とおりにしましたら、受理してもら えました」という喜びの電話があり、 私もホッとしたのです。

ホール経営は行政による許可制で す。「ダメ」と言われれば、「なぜ?」 と聞きにくいと思う方は多いと思い ます。実は今回の件でもそうでした。 最初、弊社に相談してきた店長さん は、ことが大きくなってしまうこと を非常に恐れ、私が始めた根回しや 調査をやめてほしいと頼んできたの です。私もホール現場に15年以上い ましたので店長さんの立場と事情は 痛いほどわかりました。

ですが、警察庁の担当官も言った ように、言われたことにただ黙って 従うだけでなく、時には「なぜダメ なのか」と尋ねてみることも必要で す。そのためには、ホール側もある 程度理論武装しなければなりませ ん。弁護士ら専門家に任せっきりに するのでなく、オ}ナーや店長、主 任らの幹部が関係法令について知っ ておくべきでしょう。

改正風営法についてはPCSAさ んが発行している「パチンコホール 法律ハンドブック基礎編」「同応用 編」に非常に詳しく、しかもわか りやすく書かれています。弊社は PCSAさんとは何の関係もありま せんが、非常に参考になりますので 購入して社内勉強に役立ててはいか がでしょうか?