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ゴト現場24時 (2007年6月)

猛威振るう磁石ゴト

体感器操作の結果かどうかにか イ『かわらず、体感器を装着して メダルを取得することが窃盗罪に あたるという最高裁判決がありま した。ゴト師が「大当たりは体感器 でなく、自力で引いた」と言い逃れ をしても窃盗罪が成立することに なる画期的な判決です。これでゴト 撲滅に弾みがつけばと思います。

さて、業界を挙げての不正機撲 滅への取り組みや、店舗のセキュリ ティー意識向上などにより、裏ロム などの電子的ゴトがかなり減少して きました。その反面、昔からあるア ナログゴトが再燃していますが、そ の中でも「磁石ゴト」が猛威を振 るっています。この手口は羽根モノ や権利モノではこれまでも多発して いましたが、ここにきてセブン機で もさかんに使われるようになりまし た(ただし、意外と知られていない ことですが、セブン機での磁石ゴト は決して今に始まったことではあり ません)。

先日のことですが、弊社の顧客 ホールから相談の電話がありまし た。「○○コーナー(セブン機)で べース異常が発生しているが、原因 が何かわからない」というのです。 ピンときた私は「磁石ゴトでは?」 とアドバイスしました。すると、翌 日そのホールから電話があり、「今 日もまたゴトがあるかと思い、警 戒していたところ、案の定ゴト師が やってきたので、警察を呼んで首尾 よく捕まえることができました。や はり、非常に強力な磁石を持ってい ました」とのことだったのです。

スタートポケットやその他の賞球 口の手前に磁石を固定して玉を飛ば すと、その周辺の釘に玉が絡みつく ように重なります(写真参照)。そ れによって通り道を作り、玉を賞球 口へ誘導するのです。この手口は出 玉を少しずつ増やしていくという非 常にスケールの小さいゴトです。玉 を誘導するという点で釘曲げゴトと 同じ種類のゴトといえますが、釘を 曲げた場合は捕まった時に器物損壊 罪に問われることも考えられます。 しかし、磁石を使う場合は、機械の 中に異物を挿入せず、機械の形状を 変更することもありません。その上 うまくすれば痕跡も消せる(「花咲 かせ」状態はうまく作ると軽くたた くことで、崩れ落ちる)のですから、 考えてみれば今まで流行しなかった のが不思議なくらいゴト師にとって 都合のいい手口なのです。この手口 はパチンコ遊技機の全メーカじ全機 種が狙われる危険性を持つと思われ ますので、十分にご注意ください。

ご存知のように磁石センサ}が効 果的な対策ですが、取り付け位置が 悪いと反応しない場合があります。 何回かテストしながら慎重に取り付 けることをお勧めします。さほど高 いものではないので複数個付けたく なるのですが、1本の口にセンサー を複数個付けるとまったく反応しな くなりますので、ご注意ください。