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ゴト現場24時 (2008年1月)

"弱いもの狙い、効率よく、目立たず"

あけましておめでとうございま す。プレイグラフで連載を始め、す でに4年目を迎えました。今年も張 り切って書いていきます。

さて、昨年はわが業界にとりまし てまさに激動の1年であったと思い ます。スロットは全ての4号機が ホールから姿を消し、いよいよ5号 機だけの時代に突入しました。それ につれて5号機でのゴトが少しずつ ですが、増えてきています。

私がセミナーでも必ずお伝えして いることのひとつが、ゴト師はとか く「弱いものいじめが大好き」だと いうことです。弱いものを見つける と徹底的にいじめにかかります。5 号機が登場したころは、弱いもの (4号機)が大勢いましたので、わざ わざいじめにくい5号機を狙う必要 は当然ながらありませんでした。し かし、4号機がなくなったことで、 ターゲットが5号機に移りはじめて いるようなのです。まるで、次々に ターゲットを変えて続けられる昨今 の学校内いじめのようです。

その一例が「モグモグ風林火山」 という機種でした。この機種はホー ルから外れる日までA-NETやそ の他の情報網でも毎日のようにゴト 事例が報告されていました。

こんなことを書くのは、この機種 のメーカーに対して恨みがあるから ではありません。このメーカーは他 のメーカーと比べて遊技機の販売価 格を低くしていると聞いていますの で、むしろ応援したいくらいです。 しかしながら、ゴト師は一度相手の 弱みを握ると、徹底的にその弱み を突いてくるということをこのメー カーの開発者の方には忘れないで いただきたいと思います。同じメー カーの機種であれば、他の機種でも 同じ弱みを持っていることが多いこ とは読者のみなさんもご存じのこと でしょう。

事実、残念なことにすでにこの メーカーの5号機「リオパラダイス」 で、スタートレバーの仕込みという ゴト事例が出ています。ぜひ、ホー ルのみなさんには最大の注意を払っ ていただきたいと思います。

今はパチスロで客離れが激しく、 ホールは売り上げも、当然ながら利 益も激減しています。いつまでも簡 単にゴト師の餌食になるような機種 はホールからもお客さまからも嫌わ れかねないでしょう。

次にゴト師にとって重要なことは 『効率がよい機種であること」です。 効率がよいというのは、ほとんどの ホールで導入されているということ です。そうであるなら、これからも ヒットする機種に対しては必ず何ら かのゴト手口が出てくると考えてま ちがいないでしょう。

では、ヒット機種だけがゴト師の 餌食となっているのかというと、も ちろんそういうわけではありませ ん。ゴト師の機種選びでもうひとつ 重要なことは「目立つことなくゴト ができる」ことです。

最近はヒットを連発するメーカー がどんどんセキュリティーを向上さ せています。しかし、反面、非加盟 といわれるメーカーの中にはまだま だ対策が十分でないと思われるメー カーが散見されます。それらはゴト 師が「目立つことなくゴトができ る」、つまりいじめる、格好のター ゲットです。このような機種はホー ルもできれば置きたくないのです が、背に腹はかえられずに導入して いるに過ぎません。こうした事情に ついてはメーカーにもっと理解して いただきたいものです。

ゴト師の弱いものいじめはなにも 今に始まったわけではありません。 私はこの業界にお世話になってすで に24年になりますが、ずっとそうで した。むろん、弱いものいじめはゴ トだけでなく、業界をとりまくいろ いろなところであることです。いや 世の中すべてでそうかもしれません。

まあ、そうは言ってもあまり話を 広げてしまっては、なにが言いたい のかわからなくなります。今年も私 の専門であるホールセキュリティー に焦点を合わせて、話しを進めてい きたいと思っています。まずは、ご 愛読よろしくお願いいたします。