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ゴト現場24時 (2008年3月)

いかがわしい業界?

今回はホールセキュリティーと関 係のない話なのですが、24年問お世 話になった業界の名誉に関すること ですので、ここで書かせていただく ことを読者の皆さまお許しくださ い。

先日、行きつけの居酒屋で飲み仲 間とワーワーやっていたときのこと です。話題がパチンコの話になった 時、1人がパチンコを攻撃し始め、 それにつられるようにしてもう1 人も同じようなことを言い出しまし た。「おれは死んでもパチンコはや らない。あんないかがわしい業界な くなればいいのに」

もちろん、彼は私が業界で働いて いることを知っています。飲んだ勢 いも手伝い、冗談半分でもあったと 思います。しかし、彼とはその居 酒屋で1週間に一度は冗談を言いあ い、カラオケを歌ったりしていただ けに、非常にショックであったと同 時に腹が立ちました。

「パチンコはすでに日本の文化だ よ。よく考えてみてごらん。パチ ンコとかスロットとかの遊技機にし ろ、また周りの機器にしても、そこ で使われている製品や部品のほとん どが日本の主要メーカーのもの。い かがわしいというなら、そういう大 企業がどうして参入しているんだ よ!」と強く切り返しました。彼は 一瞬黙ったものの、今度は脱税など の問題を持ち出してパチンコ攻撃を 続けようとしました。

雰囲気が変になりだしたので、同 席していた人たちが話題を変えてそ の場はなんとか収まりました。ちな みにその彼の勤め先は関西の有名電 機メーカーで、パチンコ台の液晶を 供給している企業です。彼はそのこ とを知らなかったのでしょう。

私は帰り道で考えました。今業界 を挙げてファンを獲得するために続 けている遊パチキャンペーンのこと です。それは間違いなく必要なので すが、このキャンペーンはある程度 パチンコに対して理解のある人たち に向けた再呼び込みキャンペーンの 側面が強いのではないでしょうか。

これとは別に、業界に対して悪い イメージしか持っていない人たちへ の発信が必要だと思います。以前、 某代議士が国会で「あのいかがわし い業界」と決め付けたことがありま した。また先日、関西ローカルの情 報番組ではコメンテーターがわが業 界を見下した発言をしていました。

作られたイメージに支配され、何 かあると必要以上に騒ぎ出し、パチ ンコバッシングヘと発展していく構 図を何とかしなければいけません。 そのためには業界側から積極的にパ チンコの正確な姿を根気よく説明し ていくべきでしょう。

そこで提案なのですが、業界は 「産地表示」をやってみてはいかが でしょう。最近、産地偽装などが社 会問題となっていますが、この逆を いき、産地を正確に表示することで、 業界が日本社会に深く根ざした産業 であることをアピールするのです。 例えば、遊技機や周辺機器類で使わ れている製品や部品などはほとんど が日本の有名電機メーカー製です。 また、景品や商品の水物や乳酸菌飲 料類、文房具など、数え上げたらき りがありません。これらをもっと有 効な業界PRに使ってもいいのでは ないでしょうか。そうすれば私が味 わったような屈辱は少しずつでもな くなるだろうと思います。

日本人は元々小ばくち好きのよう です。仮にパチンコ業界がなくなっ たところで他のものへと向かうで しょう。それはパチンコよりももっ とリスクが高いものかもしれません。 その点、パチンコ営業は許可をいた だいて初めて営業ができる業種で あり、行政の管理下できちんと規制 されています。たしかに一部不届き 者がいることは事実ですが、多くの ホール関係者はまじめな方たちで す。社会貢献も相当広い範囲で行わ れ、また、そのための寄付活動など も継続的になされています。こうし たプラス面をもっと広く知っても らうための取り組みも必要な時期 に来ているのではないかと痛感す るのです。