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南光さんの透過光線 (2009年4月)

ゴトとの戦いは続く

さて、先月号に引き続き北電子の ジャグラー系で発見されたコイン戻 しゴト器具についてお話したいと思 います。

この器具(写真)もそうなのです が、シンプルなのに実に精巧な作り になっています。

開発には相当な時間とコストがか かっていることが容易に想像できま す。前回お話したように、スロット 機のセレクタの形状が機種ごとに変 化するものであれば、これだけのも のを作成することは不可能だったの ではないかと思います。

さて、ある人から聞いた話です が、ゴト師がターゲットにする遊技 機は、全国で2万台以上設置されて いることが条件だということです。

ゴト師グループにおいても効率を 考えているわけで、器具を作るにし ても、販売するにしても、実際にゴ トを実行する場合においても、全国 ほとんどのホールで導入している機 種を狙うのは、ごくごく自然なこと でしょう。

いま特に狙われている北電子系の 遊技機は、全国のホールに30万台前 後設置されています。言い方は悪い のですが、ゴト師にしてみれば、こ んな"おいしい"ターゲットはない わけです。なんとしても見つかりに くいゴト器具を作ろうと必死なはず ですから、したがって、今後もまだ まだ新しい器具を使ったゴトが発生 することが予想されます。

これに関連して、以前全国のホー ルに何十万台も設置されていた「吉 宗」という非常に有名なスロット機 におけるゴト手口は、なんと12種類 もありました。

それも4号機撤去のーカ月ほど前 でさえ、新しいゴト器具が発見され たくらいです。

ちなみに、当時筆者はゴト対策セ ミナーの会場に「吉宗」の実機を持 ち込み、事前にそのゴト器具7〜8 個をあらかじめ仕込んでおき、会場 の方に何個仕込まれているか探して もらうという試みを実施しました。 その結果、すべてのゴト器具を発見 された方は皆無だったことを記憶し ています。

こうした面からも、まだゴト被害 に遭っていない機種においても、人 気が出て設置台数が増えることに よって、新たなターゲットとなる可 能性は大いにあり得るわけです。ゴ トとの戦いは、終わる気配を見せて いません。

さて、本誌の読者の皆さまにお詫 びを申し上げなくてはならなくなり ました。

本誌において4年以上も連載を受 け持たせていただきましたが、実 は一身上の都合により、大変勝手な がら、今月号を持ちまして一度筆を 休ませていただくことが決まりまし た。

文章を書くことなどまったくの素 人であった筆者でしたが、読者の皆 さまの励ましに支えられながら、ま た、本誌編集部の方たちにはずいぶ んとお世話になりながら、ここまで 続けてこられましたこと、心から感 謝申し上げます。

しばらく充電期間をおいて、また いつの日か筆をとらせていただくこ とがあるかも知れません。そのとき は、これまでと同様よろしくお願い できましたら幸いです。 どうか、皆さまにおかれましては お体を大切に。長い間本当にありが とうございました。